吸着プレート(吸着板)
微細孔と高い平面度の金属吸着プレート
サイズ、孔径、ピッチ、平面度まで柔軟対応
東レ・プレシジョン製造の吸着プレートの特長は
①最小孔径Φ20μmの孔加工
②最小ピッチ0.3mmに対応
③高精度な平面度・平行度を実現
④高精度の表面処理で表面粗さRa0.01μm程度の滑らかさを実現可能です。
これによりMLCC製造におけるセラミックシートやプリント基板などの薄いワークの吸着時のダメージを抑制しつつ、高い平面度による歪みの防止と、適切な離型性を兼ね備えた吸着固定を提供しております。弊社では営業・技術・生産部門が揃って対応するため、用途に合わせた設計や、生産ラインでの導入を想定したカスタマイズなど最適なご提案をいたします。
東レ・プレシジョンの吸着プレートの特長
高精度で様々なワークに対応できる東レ・プレシジョンの吸着プレートの特長をご紹介します。
高精度な微細孔と狭ピッチ
半導体や理化学分野でも活用される高精度な孔加工技術で、最小孔径Φ20μmと最小ピッチ0.3mmの孔加工を実現。これにより、ワークへのダメージを最小限に抑えることができます。
ワークの歪みを抑える高精度な平面度・平行度
厚み0.01mm以下の薄いワークでも歪みを抑えた吸着を可能とする平面度を実現。高精度な研削加工技術で□300mmで0.003mm程度の平面・平行度を実現可能です。
表面処理による優れた滑らかさ
東レ・プレシジョンでは超仕上げ加工技術を保有しており、表面処理により表面粗さRa0.01μm程度の滑らかさを実現可能です。
自由設計のレイアウト
用途に合わせて材質、サイズ、孔径、ピッチ、吸着エリアなどを自由に設計可能です。例えば、ワークの外側周囲の吸着力を高めたい等、吸着エリアを分けて制御する設計も可能です。
設計から提案可能
お打ち合わせの時には営業・技術・生産部門が揃って対応するため、仕様、納期、価格などを考慮した最適なご提案が可能です。
デモ機の無料貸し出し対応
東レ・プレシジョンの吸着プレートを実際にお試しになりたい企業様に向けて、孔径Φ0.03mmとΦ0.3mmの2種類のデモ機をご用意しております。
優れた吸着の応答性
ワークとプレートの吸着において、ON/OFFの反応が速い吸着プレートをご提供できます。
東レ・プレシジョンの吸着プレートの仕様
最小孔径 | Φ20μm |
---|---|
加工精度 | 孔径±10%~ ※サイズ・材質・孔径により異なります |
最小ピッチ | 0.3mm |
位置精度 | ±10μm以下 |
最大ワークサイズ | 780×760mm |
最大孔加工エリア | 770×690mm |
表面粗さ | 最小表面粗さ Ra0.01μm程度 吸着・離型の要望により異なります ご要望に合わせてカスタマイズ可能 |
適用材質 | 金属全般、その他 ※お気軽にご相談下さい |
丸孔形状以外の異形孔・スリット加工も対応可能
固定した製品が吸着孔に引き込まれて刃が届かず割断や切断できない、製品に吸着痕がついてしまう等ありましたらお気軽にご相談下さい。
オーダーメイド設計の高精度な吸着プレート
吸着プレートは
東レ・プレシジョンに
ご相談ください
東レ・プレシジョンの吸着プレートの用途
MLCC製造などのセラミックシートの固定
MLCC製造時に使用する0.01mm以下のセラミックシートでも吸着痕が残りにくい、極小の孔径・狭ピッチと、表面処理による優れた離型性でダメージを極力抑えた吸着プレートがご提供できます。
薄板ガラスのダイシングの固定
薄板ガラスをダイシングする際、切断位置の精度・刃が入る際のガラス基板の平行度を考慮した吸着プレートを提供できます。
樹脂フィルム(枚葉式)への塗工時の固定
フィルムへ塗工時の塗工する位置の精度を上げ、塗料の無駄を抑制改善する、及び洗浄などメンテナンスに優れた吸着プレートを提供できます。
ワーク(枚葉式)の画像検査時の固定
薄膜ワークの検査時、高倍率による焦点距離・視野エリアが小さいケースでも、ワークを高い再現性と位置精度で固定できる吸着プレートを提供できます。
吸着プレート デモ機のご紹介
東レ・プレシジョンの吸着プレートをお試ししたい企業様にデモ機の貸し出しを実施しております。お気軽にお問い合わせくださいませ。
・吸着プレート
①孔径Φ0.03μm、孔ピッチ0.6mm格子配列
②孔径Φ0.3μm、孔ピッチ2.0mm格子配列
(吸着エリアサイズ 120mm×180mm)
(外形サイズ 148mm×210mm×17mm)
・チューブフィッテイング継手
(チューブ外径Φ6mm/Φ8mm用)
吸着プレートの紹介動画
金属箔の吸着動画
吸着プレート上の500円玉の浮遊
製品加工例
従来の吸着プレートと微孔吸着プレートの違いについては以下の図をご確認ください。
吸着プレートとは
吸着プレートとは薄い製品(例えば薄板ガラス、薄膜フィルム、セラミックシート等)を吸着固定する治具・機器のことです。
製品を吸着する面を真空にすることで製品を安定して固定させます。
呼び方も吸着プレートの他、吸着板、吸着ステージ、真空チャック、バキュームチャック等と複数の呼び名があります。
吸着固定する方式は、微細孔を多数あけた金属板で製品を吸着固定する形式や多孔質材の板に吸着固定する形式などがあります。
オーダーメイド設計の高精度な吸着プレート
吸着プレートは
東レ・プレシジョンに
ご相談ください
この製品に使用された主な技術はこちら
こんな時にご相談ください
東レ・プレシジョンのソリューション
無料
技術資料
精密加工 技術ハンドブックVol.3
~精密加工実例集~

超精密微細加工技術のパイオニアである東レ・プレシジョンの様々な技術をご紹介する、技術資料(PDF)をご提供しています。是非この機会にダウンロードいただき、お役立てください。
資料概要
- ●アパーチャー
- ●ディスペンサーノズル
- ●導光板金型
- ●スリットダイ
- ●吸着プレート
- ●クローズドインペラ
- など
- 当社のご紹介
-
東レ・プレシジョンは超精密微細加工技術のパイオニアです。
1955年の創業以来、合成繊維製造のキーテクノロジーである紡糸用口金を製造し、日本はもちろん世界の合繊業界の発展に貢献して参りました。
この間に培ってきた精密微細加工技術の経験とノウハウは、現在では半導体、計測・検査、航空・宇宙、医療機器など、様々な産業分野に広く活かされています。