大型平面研削加工
加工原理
平面研削加工とは、研削盤と呼ばれる加工装置の移動ステージにワークを置き、水平方向にステージを動かし、ワーク表面に回転させた砥石を当てて削り出すことで表面を高精度に仕上げていく加工方法です。
研削加工で使用される砥石は多数の微小な切れ刃で構成され、切れ刃あたりの除去量が非常に小さいことから、表面粗さや加工精度に優れた加工が得意です。難削材や脆性材料といった加工難易度の高い種類の材質も最適な砥石を選択することで高精度な加工ができます。
加工するワークが大型・長尺になるほど、平面度や真直度、平行度を出す加工レベルが格段にあがります。東レ・プレシジョンでは高精度な平面研削盤を保有し、さらに長年の加工ノウハウを駆使して高精密な加工を実現しています。
特長
- 長尺ワークをミクロンオーダの平面度・表面粗さ・真直度・平行度で加工
- セラミックスやガラス等、硬質、脆性材料の加工が可能
- コーティングダイの組み立て等による位置精度の再現性が高く、修理・メンテナンスにも対応
用途
- コーティングダイ(スリットダイ・Tダイ・スロットダイ)
- 成膜機用ダイ
- メルトブロー用ノズル
- 導光板金型
- 半導体関連装置
- 吸着プレート
保有設備
メーカー | ナガセインテグレックス |
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型番 | SGC205 |
加工範囲 X×Y×Z(㎜) | 2700 × 600 × 500 |
SGC205
メーカー | ナガセインテグレックス |
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型番 | SGC254 |
加工範囲 X×Y×Z(㎜) | 2500 × 400 × 400 |
SGC254
メーカー | ナガセインテグレックス |
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型番 | SGC354 |
加工範囲 X×Y×Z(㎜) | 3500 × 400 × 400 |
SGC354
メーカー | ナガセインテグレックス |
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型番 | SGC357 |
加工範囲 X×Y×Z(㎜) | 3500 × 700 × 700 |
SGC357
メーカー | ナガセインテグレックス |
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型番 | SGC305 |
加工範囲 X×Y×Z(㎜) | 3700 × 600 × 500 |
SGC305
主な加工仕様
こんな時にご相談ください
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その他の仕上加工技術
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技術資料
精密加工 技術ハンドブックVol.8
~表面微細加工~

超精密微細加工技術のパイオニアである東レ・プレシジョンの様々な技術をご紹介する、技術資料(PDF)をご提供しています。是非この機会にダウンロードいただき、お役立てください。
資料概要
- ●研削加工技術
- ・研削加工とは
- ・保有設備と加工仕様
- ・加工製品例(スリットダイ/吸着ステージ)
- など
- ●超精密切削加工技術
- ・微細加工例
- ・加工製品例(鏡面加工/サブマイクロニードル加工など)
- など
- 当社のご紹介
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東レ・プレシジョンは超精密微細加工技術のパイオニアです。
1955年の創業以来、合成繊維製造のキーテクノロジーである紡糸用口金を製造し、日本はもちろん世界の合繊業界の発展に貢献して参りました。
この間に培ってきた精密微細加工技術の経験とノウハウは、現在では半導体、計測・検査、航空・宇宙、医療機器など、様々な産業分野に広く活かされています。