トレフィーダ®S(整列供給機能型)

トレフィーダ®S

無振動パーツ搬送技術により,究極の製品ダメージレスを実現したパーツフィーダ

一般的な振動式パーツフィーダではワーク搬送時にワークへダメージを与えてしまうことが課題でしたが、トレフィーダ®ではワーク投入、姿勢制御・整列(一列化)、後工程供給に至る全てのプロセスから振動を排し、ワークダメージを究極的に抑えることが可能です。また無振動であるために、多品種対応、帯電抑制、装置機内検査、静粛性など、いくつものユニークな特長を発現させた新しいコンセプトのパーツフィーダです。

トレフィーダ®Sは、シンプルなワーク長短方向合わせ機能を備えた基本の無振動パーツフィーダです。

用途

  • 生産ライン向け装置
  • 各種ワーク処理装置組み込み

特長

  • ダメージレス搬送:
    無振動のワーク整列、リニア部のエア浮上搬送によりワークへのダメージを大幅抑制
  • 多品種対応:
    1機種で複数品種に対応、品種切替えは数点の部品交換とセンサ閾値調整のみ
  • 帯電抑制構造:
    ワークが機体構造物と擦れる箇所が少なく、ワーク帯電トラブルが起きにくい
  • 次工程直結:
    無振動のため、リニアフィーダエンドをお客様の次工程と直結可能
  • 静粛性:
    振動音がなく静粛性に優れる

詳細

供給対象: 主にMLCC等の表面実装部品(SMD)
供給能力: ワークサイズ・形状により数百~数千個/分
装置機能:
  1. エアシュート式ホッパ、あるいは揺動式ホッパから整流部へワークを定量投入
  2. 整流部にてワークの姿勢を制御(長短辺、倒立等)
  3. ワーク姿勢を保持したままエア浮上式リニアからワークを1個切り出し供給

《焼結前フェライト(5.2×3.7×2.4mm)工程間フィード装置》

  • 処理能力:250個/分以上
  • 姿勢制御:ガイド倣いによる長短辺制御

《積層セラミックコンデンサ(1005) 供給装置》

  • 処理量:5,000個/分以上 (※10,000個/分以上@0402)
  • 姿勢制御:ガイド倣いによる長短辺制御

リニア出口付近

関連情報

当社のご紹介

東レ・プレシジョンは超精密微細加工技術のパイオニアです。

1955年の創業以来、合成繊維製造のキーテクノロジーである紡糸用口金を製造し、日本はもちろん世界の合繊業界の発展に貢献して参りました。
この間に培ってきた精密微細加工技術の経験とノウハウは、現在では半導体、計測・検査、航空・宇宙、医療機器など、様々な産業分野に広く活かされています。