トレフィーダ®IT(整列機能付き検査テーブル)

トレフィーダ整流部・検査テーブル(直上)

低ダメージ搬送・回収、多品種対応、機内検査可能というトレフィーダの特長をフルに活かした整列機能付き検査テーブル

トレフィーダ®ITは、トレフィーダの基本的な特長を網羅しつつ、ワークを整流機能部から検査テーブルへ無振動・シームレスに移乗し、検査結果に応じてワークをOK/NG選別排出する、整列機能付き検査テーブルです。お客様がご準備される検査装置の筐体に組み込んでご活用頂くことができます。お客様の計測・検査システムによる判定結果に応じた選別機能についてもご要望に応じてご提供いたします。(装置全体をご要望の場合はトレフィーダISをご用命ください)。

用途

  • ワーク検査装置組み込み

特長

  • 無振動式パーツフィーダ基本特性:
    トレフィーダの基本的な特長(ダメージレス搬送、多品種対応、帯電抑制構造、静粛性)を網羅
  • パーツフィーダ機内検査:
    • 装置内に振動が生じないため、装置機内で高精度の計測・検査が可能かつ、お客様指定の検査デバイスを搭載することができ(機種等は要相談)、フレキシブルな用途展開が可能
    • 従来、振動パーツフィーダトラフとガラス円盤の間でワークを移乗すると、ワーク搬送挙動の違いでワーク姿勢が乱れることが課題であったが、トレフィーダITでは無振動・シームレスなガイド誘導によりワークを移乗するためワーク姿勢乱れを大きく改善
    • 整流円盤とガラス円盤の基本構成として内外同軸・独立回転制御式を採用
    • OKワークの引き取りはエア浮上式スロープ(PFS)にてダメージレスに実施可能、PFSからお客様指定容器へのワーク払い出しはワーク一斉排出やマグネット把持などで実現

※振動式パーツフィーダ搭載型検査装置とトレフィーダ®ITのワークダメージを車載向けフェライトドラムコアで比較評価したところ、前者に対し後者のワーク破損率が95%削減しました(当社顧客評価)。

詳細

整列対象: 表面実装部品(SMD)、各種受動素子、フェライト部品(インダクタ部品(ドラム、スリーブ、アレイ等各種形状))、樹脂コネクタ、円柱・円盤形状部品等、トレフィーダで整列可能なワーク全般
処理能力: ワークサイズ・形状により数百~数千個/分
装置機能:
  1. 対象ワークを検査に適した姿勢、間隔に制御し、検査用のガラステーブルへ供給
  2. お客様指定デバイスによる計測・検査
  3. 検査結果を元にしたワークの自動選別排出、及び未検査(姿勢不良・短ピッチ)の自動リトライ
  4. ワーク投入から回収までの全プロセスを“ダメージレス”で実行

《積層セラミックコンデンサ 3D寸法計測・検査》

  • 実例ワーク:積層セラミックコンデンサ(MLCC0603)
  • 採用デバイス:白色干渉3D変位計WIシリーズ(キーエンス)
  • 検査対象部位:MLCCの短寸法(高さ寸法)
  • 処理能力:約60個/分

関連情報

当社のご紹介

東レ・プレシジョンは超精密微細加工技術のパイオニアです。

1955年の創業以来、合成繊維製造のキーテクノロジーである紡糸用口金を製造し、日本はもちろん世界の合繊業界の発展に貢献して参りました。
この間に培ってきた精密微細加工技術の経験とノウハウは、現在では半導体、計測・検査、航空・宇宙、医療機器など、様々な産業分野に広く活かされています。