部品を軽量化なものに置き換えたい
設備や製品の中で、部品の重量が原因で性能が出ないということが多くあります。
東レ・プレシジョンの金属3Dプリンターによる造形なら、部品内部に空洞を作ることや、且つ一体造形が可能なため、部品の軽量化を実現しつつ、加工のコストダウンも見込めます。
金属部品を軽量化する方法
金属部品を軽量化する方法として、代表的な3つをご紹介します。
1.中空構造化
中空構造化とは、部品の内部を空洞にすることで軽量化を図る方法です。これにより、材料 の使用量を減らしつつ、必要な強度や剛性を維持することができます。例えば、パイプ状の 構造やハニカム構造を採用することで、軽量化と強度のバランスを取ることが可能です。 一方で、中空構造を作るには、より複雑な製造プロセスや特殊な技術が必要になるため、技 術力がある会社に依頼することが求められます。
2.金属から金属への材質変更
これは、より軽量な金属材料に変更する方法です。例えば、鉄や鋼からアルミニウムやチタ ン合金に変更することで、重量を大幅に削減できます。アルミニウムは軽量でありながら強 度が高く、耐食性もあるため、自動車や航空機の部品に広く使用されています。一方、チタ ン合金はさらに軽量で強度が高く、特に高性能が求められる用途に適しています。 一方で、素材によっては加工の難易度が上がる場合や、特定の条件によって脆性が上がる可 能性もあります。そのため、素材の選定には十分に注意する必要があります。
3.金属から樹脂への材質変更
金属部品をプラスチックや複合材料(CFRPなど)に置き換えることで、軽量化を実現する方法
です。樹脂材料は一般に金属よりも軽量であり、成形の自由度が高いため、複雑な形状にも対
応できます。特に、ガラス繊維や炭素繊維で強化された樹脂は、強度と軽量化の両方を実現で
きるため、航空機や自動車の部品に利用されています。
一方で、樹脂素材は金属に比較すると強度は下がるため注意が必要です。また、寸法安定性も
低いため加工にあたっては高い技術力が求められます。樹脂の種類によっては金属よりもコス
トアップする恐れもありますので、これらを踏まえて最適な方法を検討する必要があります。
解決策
東レ・プレシジョンなら下記の技術で金属部品の軽量化を実現いたします。
金属3Dプリンター加工
金属3Dプリンターを使って、複雑形状の部品を3Dデータからダイレクトに造形します。
加工例・導入事例
- 当社のご紹介
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東レ・プレシジョンは超精密微細加工技術のパイオニアです。
1955年の創業以来、合成繊維製造のキーテクノロジーである紡糸用口金を製造し、日本はもちろん世界の合繊業界の発展に貢献して参りました。
この間に培ってきた精密微細加工技術の経験とノウハウは、現在では半導体、計測・検査、航空・宇宙、医療機器など、様々な産業分野に広く活かされています。